アトピーを治すには保湿効果のある化粧品が必要
アトピーの人はひどい乾燥肌だと言えます。
肌の表面には皮脂膜が、その下には細胞間脂質があって、これらが肌のバリア機能と呼ばれています。
このバリア機能は角質層の水分を逃がさないことで、外からの刺激からを肌を守ってくれているのです。
アトピーの人は、このバリア機能が壊れていて働いてくれない状態にあるのです。
アトピーの肌の改善のためには保湿が何より重要です。化粧品に抵抗を感じる人もいるかと思いますが、刺激が少なく、アトピー向けに作られた製品もあります。
バリア機能である細胞間脂質は約40~65%がセラミドという物質でできています。
このセラミドの配合された化粧品は強い保湿力があるので、アトピーの人にとって有効だとされています。
セラミドにはいくつかの種類があって、中でも「ヒト型セラミド」は人の持つセラミドとほぼ同じ化学構造を持っていることから、保湿力や浸透力が高いと言われています。
ただし、水に溶けにくい性質を持つセラミドを化粧品に配合するには界面活性剤が必要です。
アトピーの人にとっては刺激になるかもしれませんので、製品を選ぶ際には注意するようにしてください。
あとはバランスのとれた食事、しっかり睡眠をとること、ストレスをためないことにも注意してください。